名称
日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究(B) (平成26~28年度)
「発話連鎖アノテーションに基づく対話過程のモデル化」
概要
本研究の目的は、2人以上の話者による対話において、
- 複数の発話からなる「発話連鎖」を体系的に記述するためのアノテーション手法を開発し、
- 「発話連鎖」が構成される認知・相互行為過程を実データの分析に基づいてモデル化する
ことです。とくに、質問-返答や依頼-受諾のような単純な発話対を超えた、複合的で重層的な発話連鎖を射程に入れ、発話連鎖アノテーションのための明確な基準を策定します。本基準によって認定したアノテーションデータを研究基盤とし、個々の発話から大きな連鎖へと対話が展開していく仕組みを、話者たちが従事する認知過程と相互行為過程の両面から解明します。そのため、コーパス言語学と相互行為言語学の手法を融合した新たな実証科学的アプローチを援用します。
メンバー
研究代表者
- 伝 康晴 (千葉大学)
研究分担者
- 高梨 克也(京都大学)
- 森 大毅(宇都宮大学)
- 小磯 花絵(国立国語研究所)
- 鈴木 佳奈(広島国際大学)
- 増田 将伸(京都産業大学)
- 横森 大輔(九州大学)
研究協力者
- 居關 友里子(国立国語研究所)
- 第十 早織(東京外国語大学)
メンバー限定資料
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