第103回LC研究会のお知らせ

第103回LC研の案内です。

第103回LC研究会

黎明期から本研究会を支えてくださった石本祐一先生が、2025年11月9日、急逝されました。 石本先生への本会への長年にわたるご貢献に鑑み、また、改めて石本先生との思い出を振り返る機会を設けるため、このたびLC研究会にて、石本先生を偲ぶ会を催すこととなりました。 当日はご家族の皆さまもお越しになります。もしご都合がつきましたら、ぜひ会場にお越しいただき、研究会や懇親会の折に故人にまつわる思い出をご家族にお伝えいただけますと幸いです。 また、都合がつかない方はオンラインやメッセージによる参加も可能です。 ご多忙の時期かとは存じますが、ぜひご参加いただければ幸いです。

日時: 2月22日(日)13:00~17:15
場所: 国立情報学研究所12階 1208&1210会議室
形態: ハイブリッド開催(現地およびZoom)
題目: コーパスを用いた音声研究の未来:石本祐一先生を偲んで
参加費: 無料(懇親会は別途、会費が必要)

概要

13:00〜13:05 開会挨拶・趣旨説明

13:05~14:35 第一部:仲間とのつながり
 ※1人あたり15分
 ・北陸先端大時代:鵜木祐史(北陸先端科学技術大学院大学)
 ・東京工科大時代:榎本美香(東京工科大学)
 ・情報学研時代:大須賀智子(国立情報学研究所)
 ・国語研時代:小磯花絵(国立国語研究所)
 ・ものつくり大時代:三井実(ものつくり大学)
 ・趣味・余暇関連:伝康晴(千葉大学)

14:50〜15:50 第二部:恩師・上司による振りかえり
 ※1人あたり10分
 ・北陸先端大恩師:赤木正人先生(現地 or オンライン)
 ・東京工科大上司:飯田仁先生(現地)
 ・東京工科大上司:相川清明先生(オンライン)
 ・情報学研上司:板橋秀一先生(現地 or オンライン)
 ・国語研上司:前川喜久雄先生(メッセージ)
 ・理化学研上司:馬塚れい子先生(オンライン)

16:05〜17:05 第三部:みんなの思い出
 ※有志による1人5分の思い出話

17:05〜17:15 ご家族挨拶・閉会挨拶

18:00〜 懇親会:「オーレオーレ」
・会費:6000円(飲み放題, 立食)
・場所:東京都千代田区神田神保町1-4-6 クロサワビル B1
          国立情報学研究所から600m、徒歩10分程度
          神保町駅から160m、徒歩5分程度

連絡事項

・参加をご希望されるLC会員の方はメーリングリストでお知らせしたGoogle formより参加申し込みをお願いします。
・非会員の方は伝 康晴(千葉大学, den@chiba-u.jp)宛にご連絡ください。
・当日は平服でお越しください。
・ご家族の意向により香典等はご遠慮いただいております。思い出の品などをお持ち寄りください。

アクセス

神保町駅から徒歩3分
竹橋駅から徒歩7分

第102回LC研の案内です。

第102回LC研究会
日時: 12月28日(日)16:00~18:00
場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス 7号館203教室
発表者: 合﨑京子(麗澤大学)・ 臼田泰如(静岡理工科大学)・森大河(京都大学)
題目: 曖昧な教示場面における被検査者の状況把握と援助呈示及びその利用の様相

概要

本研究は、観察者(心理士などの専門家)が、社会的相互作用やコミュニケーション、限局的・反復的行動や興味(RRB)といった特性を観察・評価する検査であるADOS-2(Autism Diagnostic Observation Schedule, Second Edition)に含まれるデモンストレーション課題実施場面における、自閉スペクトラム症者の相互行為を分析する。 特にこの課題冒頭の検査者による曖昧な教示や手続きに関する不確実性が被検査者に提示された場面に注目する。この中で被検査者がいかに状況を把握し、検査者からの援助(手がかり)を求め、そしてその援助をその後の問題解決にいかに利用するかという認知的なプロセスを明らかにすること、また自己のパフォーマンスを最大限に引き出し、検査者との相互作用のあり方を描出することを目的とする。 今回の発表では現在進行中の分析の一部を呈示するとともに聴衆との議論をとおし、今後の分析の方向性を検討する機会としたい。

アクセス

東京メトロ東西線早稲田駅から徒歩5分
都電早稲田駅から徒歩4分

第101回LC研の案内です。

第101回LC研究会
日時: 10月26日(日)17:00~19:00
場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス 7号館208教室
発表者: 落合哉人(国立国語研究所)・新山聖也(筑波大学)
題目: バーチャルYouTuberの「雑談配信」における「会話らしさ」の創出

概要

日本語環境のライブストリーミングプラットフォームにおいて、視聴者とのやりとりそれ自体を目的とする配信のあり方は慣習的に「雑談配信」と呼ばれてきた経緯がある。ただし、ライブストリーミングにおいて配信者の語りは「配信者-視聴者間で発話の産出に用いられるモダリティが非対称であること」や「少数の配信者に対して極めて多数の視聴者が存在すること」といったモードの特性に起因して必然的に一人語りになりやすい特徴がある。本発表では、そのような制約下において配信者がいかにして「会話らしさ」を創出しているかを分析する。具体的には、バーチャルYouTuberによる「雑談配信」10時間分の観察を通して「質問以外のコメントに言及すること」「時系列を遡ってコメントに言及すること」「沈黙やあいづちを利用すること」といった工夫が見出されることを報告する。

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第100回LC研の案内です。

pdfを掲載しました。題目の右端にリンクがあります。

第100回LC研究会
日時: 9月1日(日)17:00~19:00
場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス 7号館208教室
発表者: 伝康晴(千葉大学)
題目: バケットリスト [pdf]
懇親会会場: 舟形や 早稲田店 19:30~

概要

人工知能を学ぶ学生として研究人生をスタートして以来、ひとの認知と言語・コミュニケーションにつねに興味を持ち、語用論・心理言語学・コーパス言語学・相互行為分析・フィールド研究など、さまざまな分野・方法論に取り組んできた。その中で、およそ十数年ごとに研究テーマをシームレスに変えてきた。本発表では、このような研究人生を振り返りつつ、今後やりたい研究(とりあえず2つ)について話したい。すでに得られた研究成果を発信するような発表ではなく、研究の構想(にもならないかもしれない)をとりとめもなく話すような内容である。聴衆のみなさまに揉んでいただくことを期待している。

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第99回LC研の案内です。

第99回LC研究会
日時: 7月20日(日)16:00~18:00
場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス 7号館203教室
発表者: 髙橋亜里沙(明海大学)・森大河・梅村弥生・千田真緒(千葉大学)・執行治平(東京大学)
題目: 長い順番の中で境界を作り出す話し手の「うん」

概要

「うん」は通常他者への反応に用いられる感動詞だが、長い順番の途中で話し手 が「うん」を発話することがある。これらの「うん」は一見すると、話し手の順 番途中の聞き手のなんらかの反応に対する第三成分に見える。しかし、本研究で は話し手の用いる「うん」が単に聞き手の反応に対するものではなく、順番の途 中である種の境界を作り出し、語りの構造化や挿入から元のトラックへの回帰、 発話の仕切り直しなどの役割を果たしていることを明らかにする。

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第98回LC研の案内です。

第98回LC研究会
日時: 2025年5月25日(日) 16:00〜18:00
場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス 7号館203号室
発表者: 阿部春香(駒沢女子大学)
題目: 方言の使用と相互行為秩序-宮城方言「だから」と「んだ」に着目して-
発表資料: トランスクリプト

概要

本発表では、これまで先行研究において「強い同意(東北大学方言センター, 2013)」とされていた宮城方言「だから」がなぜそのように理解可能になっているのか会話分析の手法を用いて明らかにしていく。宮城方言「だから」の相互行為的機能をより明確に示すために、方言内で同じように同調表現として使用されている宮城方言「んだ」との相互行為的環境の差異を示していく。本発表では、宮城方言「だから」が産出される基本的連鎖を示した後、例外的に見える事例、「非難」がなされている場面での事例も検討していく。事例の検討を踏まえ、「方言」が単に共通語と置き換え可能なものとしてではなく、相互行為を組み立てていく上での重要な資源の1つであることを示していく。

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第97回LC研の案内です。

第97回LC研究会
日時: 2025年1月30(木) 17:00〜19:00
場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス 11号館708教室

講演者:喜多壮太郎(University of Warwick)
題目:ジェスチャー・身体・言語:最新の研究動向

発表者: 堀内ふみ野(日本女子大学)
題目: 切り離された「な」をめぐってー構文形成のモード依存性ー

このHPをご覧になって喜多先生のご講演にお越しになりたいとお考えの方は必ず事前に幹事団までご連絡ください

講演概要

ジェスチャーが思考や身体、言語とどのように関連しているかについて、最新の研究動向も交えてご紹介いただく。

発表概要

デジタルコミュニケーションの言語使用では、規範的には形容詞・助動詞の語幹に後続するはずの「な+名詞」が、終助詞で終わる発話構造に後続する事例がしばしば見られる(e.g. 葵ちゃん良かったね、な感じ)。本発表の前半では、コーパス調査の結果に基づき、この逸脱的構文がデジタルコミュニケーションの中で多く使用され、さらなる拡張事例を生じさせるに至った動機づけを考察する。次に、本発表の後半では、対話的な日常会話を観察し、日常会話では「な+名詞」が発話構造に後続する「葵ちゃん良かったね、な感じ」のような形式が起こりにくい一方で、ポーズや延伸、話者交替が「な+名詞」の前で生じる事例があることを示す。こうした、なんらかの構造的な区切りが「な+名詞」の前に入る様々な事例の観察を通して、類似の言語形式が、異なるコミュニケーションモードの中で、異なる機能的・構造的特徴をもつ構文の一部として用いられる背景を探る。句読点や記号といった視覚的要素による区切りと、会話における音声的・相互行為的な区切りとの対応についても考える機会としたい。

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第96回LC研の案内です。

第96回LC研究会
日時: 2024年11月17(日) 16:00〜18:00
場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス 11号館504教室
発表者: 新保冴弥(無所属)
題目: 活動の展開を示す資源としての韻律:遊園地における接客の展開に着目して

概要

相互行為における発話の韻律の変化に着目した会話分析的研究が多く行われている(e.g. Couper-Kuhlen & Selting, 1996; Barth-Weingarten et al., 2010).例えばKlewitz & Couper-Kuhlen(1999)は,発話の韻律的な変化が引用部分の前後に現れることで,引用というフレームの解釈のために機能していることを示した.引用発話をフレーミングする場合に限らず,様々な状況において発話の韻律を操作することによって,話し手自身が何に志向しているかを示すことがあるだろう.本発表では,話し手が展開しようとしている活動について示すための資源としての韻律に着目する.北海道函館市にある「函館公園こどものくに」で,スタッフが子どもの来園者(5〜7歳程度)に接客する様子を記録したビデオデータを分析対象とする.遊園地という非日常的な環境では,子どもにとって慣れない活動が多いため,スタッフは展開しようとしている活動を明確に示すことが求められる.本発表では,遊園地のスタッフが接客において発話の音量やピッチ,速度,延伸,声色などの韻律を変化させることで活動の展開を示している事例を分析する.

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第95回LC研の案内です。

第95回LC研究会
日時: 2024年8月12日(月) 16:00〜18:00
場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス 26号館302教室
発表者: 名塩征史(広島大学)
題目: 「学び手の「良い実践」を公に取り立てる指導:年少者向け空手教室における指導-学習場面のマルチモーダル分析」

概要

武道や伝統芸能では、熟練した実践者による身体や道具の巧みな制御を「わざ」と呼び、その「わざ」が長きにわたって洗練され、伝承されている。こうした「わざ」の習得には、熟練者の実践を「真似して盗む」ことが推奨されており、稽古では学び手による指導者の動きの観察と反復が重視される傾向にある。しかし、「わざ」には観察可能な身体の動きだけでなく、その動きに伴う微妙な身体感覚(動感)や、実践に適した状況を見極める認知能力など、直接には観察できない要素も含まれる。したがって、学び手には指導者の動きを繰り返し真似る活動を通して、そうした動感や認知を自分自身の身体と感覚の中に探し出し、それを活性化することが求められることになる。本発表の前半では、こうした「わざ」の感覚的・認知的な側面(観察できず、かつ言い表し難い側面)の重要性を確認し、その伝承を支える間身体性と学び手の探索的態度について、「わざ言語」研究や身体教育学における知見を援用しながら再考する。本発表の後半では、年少者向け空手教室における指導–学習場面、特に指導者が練習生の1人ないし1組の実践を他の練習生が見守る中で公に指導・評価する場面のマルチモーダル分析を行う。同場面における指導者の発話には、指導の直接の対象となる練習生の動きを評価し、修正する発話に加え、それを見ている周囲の練習生に向けた賛同や共感を求める発話(「〜だね」「〜だろ」)が観察される。本発表ではこうした指導を、熟練者たる指導者の「わざ」を見る目(評価基準や価値観)を練習生に突きつけ、練習生による自己の感覚と認知の探索を促すものとして捉え直す。

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第94回LC研の案内です。

第94回LC研究会
日時: 2024年6月30日
場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス 7号館203教室
発表者: 酒井晴香(東京国際大学)
題目: 「フィールド調査に基づいた移動販売ドライバーと利用者による相互行為の分析」

概要

過疎地域の高齢者を主な対象とした買物支援策として近年、食料品や日用品を小型車に積んで地域を回る移動販売サービスが普及している。本発表では、(1)移動販売によって生じる相互行為の分析を目的としたフィールド調査の方法と、(2)収集したデータに基づく分析事例の2点を報告する。 移動販売は、買物という私的な活動の一つであり、また次々にコミュニケーションの場が移動することから、販売開始〜終了のビデオデータを、承諾を得て収集することが一見困難である。これ対し(1)では、2024年3月に瀬戸内海の島しょ地域で行った調査事例から、上記の課題に対する調査設計と設計外の要因から受けた影響を報告する。また(2)では、移動販売の特徴の一つである店舗となる空間の一時性と可変性に注目し、これを反映した販売ドライバーの段階的な店じまいをめぐる相互行為の分析を行う。

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第93回LC研の案内です。

第93回LC研究会
日時: 2024年6月2日(日) 16:00〜18:00
場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス 7号館203教室
発表者: 山本敦(早稲田大学)
題目: 「共-操作的行為・記号論・文脈的統合態:相互行為システムと理解可能性の分析手法」

概要

本発表では、会話分析と多くの観点を共有しつつも、やや異なった視点からマルチモーダルな相互行為の分析を切り開いてきたC.Goodwin氏の分析手法について、氏の研究の集大成ともいえる“Co-Operative Action(Goodwin, 2017)”をもとに概念的な整理をする。それを通して、氏の分析手法が、①共有資源への操作を構成素とする自己生成的なシステムとしての相互行為=“共-操作的行為co-operative action”と、②そのシステムによって産生され、システムの動作の一部ともなっている“(振る舞い・状況等の)理解可能性intelligibility”という、相互行為の二つの側面を捉えるものとして成り立っており、③それら両側面を同時に分析可能にするために、理論的装置として物理的世界と意味的世界を二重化してとらえることを可能にする記号論が、分析概念として“文脈的統合態contextual configuration”がおかれている、という形で理解できることを論じたい。

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第92回LC研の案内です。

第92回LC研究会
日時: 2024年4月27日(土) 17:00~19:00
場所: 日本女子大学目白キャンパス 百年館高層棟10階 1022 英文学科会議室
発表者: 森大河(発表日時点で千葉大学大学院博士3年・国立国語研究所共同研究員)
題目: 「画像認識を用いた日常会話コーパスへのマルチモーダル情報アノテーションの検討」

概要

日本語日常会話コーパス(小磯ほか,2023)には,日常生活における多様な場面の会話と,主に言語情報に関する種々のアノテーションが収録されている.しかし,特定の会話場面や身体動作に関心を持つ研究者にとって,膨大なデータから目的の場面を探したり,アノテーションを行うのは,現状のアノテーションだけではコストが大きい.本発表は,発表者が予定している,画像認識技術を用いた日本語日常会話コーパスへのマルチモーダル情報のアノテーションについて,現在の計画を述べるとともに関連研究者と議論を行い,より汎用性・可用性が高いアノテーションを検討することを目的としている.アノテーションを行うマルチモーダル情報は,会話場面に存在するオブジェクト(スマートフォン,動物,食器など)や,参与者の身体動作(表情,姿勢,手や頭部の運動など)を予定しているが,その他の情報に関する議論も歓迎する.

第91回LC研の案内です。

第91回LC研究会
日時: 2024年1月27日(土) 16:00〜18:00
場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス 7号館209教室
発表者: 千田真緒(千葉大学大学院 博士1年)
題目: 「雑談場面におけるスマホ保持の分析」

概要

日常会話の多くは,仕事や飲食などの活動とともに行なわれている.そこでは,従事している活動に関するアイテム(例えば,パソコンや飲み物など)が用いられている.スマートフォン(以下,スマホ)もその1つである.会話中のスマホ利用は,利用した時点から主関与とみなされ,それだけで会話からの離脱を予示することもある(Mantere, 2022).しかし,スマホ利用はせずとも,手に持ったまま,他の活動が主関与となっていることもある.本発表では,雑談場面におけるスマホを保持する行為に着目し,その行為の詳細を検討する.特に,飲食を伴いながらもスマホを保持する場面を取り上げ,データセッションを含めた形で事例紹介を行なう.

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第90回LC研の案内です。

第90回LC研究会
日時: 2023年12月27日(水) 17:00〜19:00
場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス 7号館209教室
発表者: 遠藤智子(東京大学)
題目: 「短期的な長期的会話分析:家庭内神道儀礼における指示の形式」

終了後、早稲田大学近くで忘年会を行います。参加をご希望の方はメーリングリストの調整さんから出欠を入力してください。

概要

対面の相互行為において「イマ・ココ」への意識が決定的重要性をもつことは論を俟たないが、同様のやりとりが繰り返されることで参与者間に相互行為の歴史(interactional history)が形成されるにつれ、相互行為の形が変容することもまた無視できない。長期的会話分析(longitudinal CA、Deppermann & Pekarek Doehler 2021)はそのような相互行為の変容を捉えようとするものである。長期的会話分析が対象とする時間枠は長ければ年単位に及ぶこともあるが、一回の相互行為イベントの内部においても、やりとりの蓄積にしたがって行為のなされ方が変わる可能性は十分にある。本発表では、複数の参与者に対して繰り返し同様の行為指示を行う場面の分析を通じ、指示のあり方の変容を捉えることを目指す。なお、聞き手による指示形式の違いについてはEndo(2023)にて論じており、また場面が家庭内の神道儀礼というやや特殊なものであるので、上述の文献も合わせ、必要に応じて事前に参照していただきたい。

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第89回LC研の案内です。

第89回LC研究会
日時: 2023年10月29日(日) 16:00〜18:00
場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス 7号館203教室
発表者: 泉大輔(立教大学)
題目: 相互行為における逸脱的な造語と名づけ(仮)

概要

「振り込め詐欺」「いいねボタン」「かまってちゃん」「話しかけるなオーラ」「幻のポケモンをもらおうキャンペーン」などは、一般的な表現(「保険金詐欺」「電源ボタン」「花子ちゃん」)とは異なり、セリフ調の言葉を取り入れるという方法で作られた特異な表現である。一般的な文法規則を逸脱するこのような言語現象は話し言葉、打ち言葉のほか、広告表現などでも広く観察されるが、本発表では、特に日常会話、商品企画会議、漫才などにおける話し言葉のデータを取り上げる。そのうえで、相互行為の中で臨時に作り上げられる新奇な言葉の逸脱性が、表現の対象を「おもしろおかしく」名づけ、聞き手に対して鮮烈な印象与えるという伝達上の機能を有するという仮説のもと、考察を行う。

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第88回LC研の案内です。

第88回LC研究会
日時: 2023年8月27日(日) 17:00〜19:00
場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス 7号館203教室
発表者: 森大河(千葉大学大学院融合理工学府 博士2年)
題目: 相槌と頷きを含むマルチモーダルな聞き手反応モデルの構築と
   対話システムへの応用

概要

日常会話において、聞き手は相槌と呼ばれる短い発話や、頷き、笑いなどを用いて話し手の話に反応を返す。これらの聞き手特有の行動は聞き手反応と呼ばれ、聞き手が話し手の話を聞いていることや理解していることを示したり、話をどのように理解したか、どのような態度をとっているかを示したりする機能を持つ。これまでの聞き手反応に関する研究は、主に言語学や日本語教育学、外国語との対照研究などの分野で行われてきたが、近年では対話システムへの応用を目指す情報科学分野でも研究が行われ、主に話し手の発話の韻律情報や言語情報を用いたタイミングの予測が試みられている。本研究では、会話における聞き手の代表的な振る舞いである相槌と頷きに着目し、両者の適切なタイミングと形態を同時に予測するマルチモーダル聞き手反応モデルを提案する。さらに、提案モデルにより、発話とジェスチャーの認知的生成過程を明らかにするとともに、多様な反応を返すことができる傾聴対話システムを構築する。

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第87回LC研の案内です。

第87回LC研究会
日時: 2023年6月17日(土) 17:00〜19:00
場所: 早稲田大学 27-8号館 人間総合研究センター分室
   高田牧舎ビル2F会議室(早稲田キャンパス南門を出てすぐの建物)
発表者: 牧恒平(早稲田大学大学院 修士2年)
題目: 自然会話場面における自己接触行動の分類と頻度

概要

本研究では,自然会話場面における自己接触行動のタイプと頻度を検討する。自己接触行動とは,髪を触る,腕をさするなどの自分の手で自分の身体の一部を触る行動であり,会話の際に頻繁に生じることがわかっている。また,これまで自己接触行動は,ストレスを低下させる効果があることが示されてきた。だが,そもそも会話場面でどの部位をどの程度触るかに関してはよくわかっていない。過去の観察研究(菅原, 1987)では,会話参与者数や観察場面が統制されておらず,必ずしも会話場面での自己接触行動に限定されていなかった。そこで本研究では会話コーパスを利用し,話者の性別や人数,距離が統制された状況での自己接触行動を観察する。友人同士のグループ合計12組の会話場面を対象に,手で触れた身体部位とその頻度等を分析する。

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