第30回LC研究会のご案内

第30回LC研の案内です。

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第30回LC研究会
日時: 2011年12月15日(木) 17:00~19:00
場所: 国立国語研究所4階モニター室
発表者: 保田祥(東京大学知の構造化センター)
題目: 言語資料から取得可能な意味の要素
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概要

自己紹介を兼ねた研究報告をいたします。皆さまのご意見をいただければ幸い
に存じます。

言語の世界と現実の世界に生じている差異について研究している。本発表では、
言語資料から得られる意味の要素の傾向を中心に報告する。コーパスから名詞
の百科事典的意味の抽出を試み、内省実験(インタビュー・連想・イメージ描
画)などとの対照を行ったところ、得られる要素に偏りが見られることがわかっ
た。たとえば、描画で容易に得られる兎の尾やヒゲは、コーパスから得にくい
のである。現在、さらに各種動物の部位や生息地域など、言語資料と現実世界
の差異を広く調査中である。