第33回LC研究会のご案内

第33回LC研の案内です。

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第33回LC研究会
日時: 2012年3月29日(木) 17:00〜19:00
場所: 国立情報学研究所20階2006室
発表者: 滝沢恵子(早稲田大学人間科学研究科)
題目:
1「日本人学習者の英語コミュニケーションにおける「苦手」と「ペラペラ」の間にあるもの」
2「苦手意識は英語スピーキングにおける流暢性にどう表れるか」
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概要

1について
東大生の7割が英語コミュニケーションが「苦手」であると答えた意識調査結果がある。日本人学習者の「苦手」とは何がどうだから苦手であるのか。彼らの英語コミュニケーションにおける苦手意識は強いが、その実態はどうであるのか。そしてその到達点はどこを目指しているのか。「苦手」の対義語は「得手(得意)」であるが、ここでは日本人がよく口にする「ペラペラ」(流暢さとまた違う意味も含む)ということばを取り上げ、「英語が苦手・ペラペラ」という単純すぎることばに縛られる学習者の意識分析をし、その間にあるものは何か、「英語を話せる」とはどういうことであるか考察する。

2について
英語コミュニケーションが「苦手」な学習者とそうでない学習者の差は、英語スピーキングにおける流暢性にどう反映されるか。苦手意識のある学習者、苦手意識のない留学経験のある学習者、帰国子女の3グループのスピーキングにおける違いを分析する。